これまでに、いくつかオールドレンズの分解清掃やカビ取り、修理を自分で行ってきました。
その都度、分解の手順、組み立て手順を記事にしてきました。
今回は、オールドレンズを分解清掃、修理してきた記事の紹介です。
オールドレンズを自力で修理したいが、分解・修理記事が見つからない方に対し、参考になりましたら幸いです。
僕のインスタグラムのアカウントには、修理したオールドレンズで撮影した写真をアップしてます。
よかったら見てみて下さい。
またコメントや感想を残して頂けましたら幸いです。
オールドレンズを自分で修理する上での注意事項
レンズの修理は自己責任でお願い致します。
レンズの修理を行った記事を紹介しますが、オールドレンズは同じレンズでも、生産時期によりレンズの構造等が異なる場合があります。
紹介している分解、修理の手順とは異なる場合があります。
分解の際は、後で外した部品が思い出せるよう、ご自身でも写真に記録する等、注意してオーバーホールを行うようお願いします。
Auto-Takmar 85mm f1.8の作例とレンズの修理記事
オールドレンズで撮影した作例
旭光学のオールドレンズです。
m42マウントのオールドレンズです。
「Super-Takmar」に改名される前のレンズです。
タクマーらしい、優しい写りをするレンズです。
太陽の角度によっては、フレアが出る時もあります!
作例写真では絞り込んで、逆光でトンボを撮影してみました。
オールドレンズの修理記事について
絞り羽が動作しなくなったので、これを修理しました。
絞り羽を再度組み替える必要があったので、全バラに近い状態まで分解しました。
ヤフオクでも「絞りが動作しない状態」と説明欄に記載があるレンズを見かけます。
修理・オーバーホールされる時は、よかったら記事を参考にしてみて下さい。
Carl zeiss planar 50mm f1.8の作例とレンズの修理記事
オールドレンズで撮影した作例
西ドイツのCarl zeissがRolleiの一眼レフ向けに供給していたオールドレンズです。
後に銘柄が「Rollei」になり、製造がシンガポールへと変わります。
そして、レンズのコーティングが「HFT」コーティングへ改良されます。
後のRollei planar と比較すると、彩度が控えめでニュートラルな写りをするレンズだと思います。
落ち着いた色味を得意とするレンズなのかもしれません。
オールドレンズの修理記事について
無限遠がズレていたので、修理しました。
フィルムカメラでも撮影される方は、QBMマウントのカメラ本体を持っていた方が良いです。
西ドイツ製のこのレンズは初期型に当たりますが、その中でも更に初期生産個体と後期生産個体があり、若干レンズの構造が異なります。
僕が修理したレンズは西ドイツ製の後期生産個体です。
西ドイツ製の初期生産個体と後期生産個体の違いを文書ではありますが、簡単に記載してます。
よかったら参考にしてみて下さい。
Carl zeiss Tele-Tessar 200mm f4.0の作例とレンズの修理記事
オールドレンズで撮影した作例
西ドイツのCarl zeissがRolleiの一眼レフ向けに供給していたオールドレンズです。
Tessarと言えば「鷹の目」の異名を持つレンズとして有名ですが、よく解像します。
作例では、バラに停まっているトンボを撮影しました。
オールドレンズの望遠レンズについては、正直あまり期待していませんでしたが、これは全然有りだなと思いました。
しかし逆光で撮影すると、白く靄(モヤ)ります。
オールドレンズの修理記事について
レンズ内に大きくカビが発生していたので、分解と清掃を行いました。
絞り羽の動作も鈍かったのですが、分解・清掃後、組み立てたらスムーズに動くようになりました。
詳細は記事に記載してます。
ヤフオクで時々見かけるレンズです。
状態にもよりますが、大体1万円前後でやり取りされてます。
レンズの分解、清掃に挑戦される際は、紹介した記事を参考にしてみて下さい。
CONTAX planar T* 50mm f1.7の作例とレンズの修理記事
オールドレンズで撮影した作例
京セラCONTAXの標準レンズです。
日本製とドイツ製のレンズが存在します。
また絞り羽を絞った時、ギザギザになるタイプが「AE〇」、常に6角形をキープするのが「MM〇」と言われます。
〇の部分は生産国が日本ならば「J」、ドイツならば「G」が表記されます。
透明感ある透き通った感じの写りをします。
現代的なレンズの写りと言えば、伝わりやすいかと思います。
オールドレンズの修理記事について
レンズの清掃を行う為に分解しました。
レンズを固定するために、接着剤を使用している箇所が見受けられました。
無理に分解してしまうと、本当にレンズを痛めかねません。
ヤフオクでカビ付きの状態で出品されている個体を目にします。
オーバーホール、レンズの清掃、カビ取りの時は、よかったら記事を参考にしてみて下さい。
PENTACON auto 50mm f1.8の作例とレンズの修理記事
オールドレンズで撮影した作例
すみません。まだ写真の用意が出来てません💦
東ドイツ製のオールドレンズです。
様々なカメラメーカーが統合し出来たブランドがPENTACONです。
そのメーカーの中には、あの「メイヤー」も含まれます。
このレンズの大きな特徴は、マクロレンズほどではないにしろ、寄れるところです。
最短撮影距離は標準レンズとしてはかなり短い33cmです。
テーブルフォトにちょうどいいのではないでしょうか?
オールドレンズの修理記事について
レンズ内に塵と曇りがある状態で入試ました。
レンズを清掃するために、オーバーホールを実施しました。
ヤフオクでも結構見かける、玉数が多く割と入手しやすいオールドレンズかと思います。
分解・清掃の際は、よかったら記事を参考にしてみて下さい。
Rollei planar 50mm f1.8の作例とレンズの修理記事
オールドレンズで撮影した作例
Rolleiの一眼レフ向けに供給されたレンズです。
西ドイツのzeissが設計し、Rolleiのシンガポール工場で生産されたモデルです。
HFTコーティングの効果なのか、発色が鮮やかです。
写真の様に逆光に向けて撮影した時には、爽やかな雰囲気を映してくれました。
オールドレンズの修理記事について
無限遠がズレていたので、調整を行いました。
分解自体は難しくなく、全バラを行う必要もありませんでした。
このレンズの場合、レンズの清掃などでオーバーホールした場合、無限遠を調整する必要があります。
無限遠を調整する場合は、よかったら参考にしてみて下さい。
こちらは絞りを修理した記事になります。
解放f値で既に絞り込まれている状況でした。
記事の修理内容では、絞り羽を1枚1枚組付け直す必要が無かったのが幸いでした。
組み立てる際に気を付けることも記載してます。
このレンズもヤフオクで比較的見かけるオールドレンズです。
修理の際は、紹介した記事を参考にしてみて下さい。
Super-Takmar 85mm f1.9の作例とレンズの修理記事
オールドレンズで撮影した作例
オールドレンズの定番と言えばSuper-Takmarでしょうか?
こちらは少し?珍しい、焦点距離が85mmのレンズです。
太陽光が直接入射するような環境では、とてもやさしい写りをしてくれるレンズだなぁ~と思います。
ポートレートでも使ってみたいレンズです。
オールドレンズの修理記事について
レンズ内へ塵の混入、少し発生していたカビを清掃するために分解しました。
分解の過程で前玉群が、これ以上分解出来なかったので、要注意です。
組み立て編の記事も一応用意しました。
分解とは逆の手順で進めば、組み立てられるかと思います。
しかし、組み立てる上で気を付ける部分があったので、記事にしてまとめました。
ヤフオクで時々見かけるオールドレンズです。
分解、清掃をされる方、よかったら参考にしてみて下さい。
まとめ
これまでに修理してきたオールドレンズの記事について、作例写真を交えて紹介してきました。
自分でオールドレンズの修理を行いたい方の参考になりましたら幸いです。
これからも入手したオールドレンズがあれば、修理記事をアップしていきます。
もし、こんなレンズを修理して記事にして欲しいオールドレンズがありましたら、コメント欄に残して頂けましたら幸いです。
チャンスがあったら、オールドレンズの修理にトライしてみたいと思います。
最後に
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ここまで目を通して頂き、ありがとうございました。