オールドレンズをマウントアダプター経由で使用する時の不具合と対策

撮り直しが簡単に効くデジタルカメラの誕生、フルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラの普及も相まって、オールドレンズで撮影をしたいと思われる方がいると思います😃

今回はマウントアダプター経由でオールドレンズを使った時に、僕が経験した不具合と対策について、記事にしたいと思います😃

最初に結論を言うと、絞り羽が絞り込まれず動作しないオールドレンズのマウント部に傷が入る不具合に対し、マウントアダプターに手を加えました。

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撮影してきた写真の紹介

主にオールドレンズで撮影してます。
何のオールドレンズで撮影したのか、キャプション欄に記載してます。
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不具合の事象を確認

マウントアダプターへオールドレンズを装着した時の不具合を上げたいと思います。
下記2点が今回直面した不具合でした。

絞り羽が正常に動作しない。
オールドレンズのマウント部に傷が入る。

不具合解決に必要な工具

精密ドライバー

https://amzn.to/3EDTHdA

両面テープ

https://amzn.to/3f2M31b

コンパス

https://amzn.to/31NRf61

紙やすり

https://amzn.to/31L3fVR

マウントアダプター

https://amzn.to/3dDfiHf

絞り動作の不具合について事象を確認

先ずは、絞り羽が絞り込まれない事象について話を進めます。
オールドレンズにマウントアダプターを装着した時の絞り羽の動作を確認します。

今回はCarl zeiss planar 50mm f1.8のレンズをマウントアダプターに装着し、絞り羽の動作を確認します。

このレンズには絞り羽の動作を「マニュアル」か「オート」に切り替えられるバーがあります。

絞りの動作を確認するため、下記2点の状態で動作確認を行います👀

動作を「マニュアル」にした時のf16の絞り羽の様子
動作を「オート」にした時のf16の絞り羽の様子

こちらの状態を確認します。

図1_動作を「マニュアル」でf16に絞った様子

図1は絞り羽の動作を「マニュアル」にしてf16まで絞り込んだ状態です。

ちゃんと閉じられた状態です😃

図2_動作を「オート」でf16に絞った様子

図2は絞り羽の動作を「オート」にしてf16まで絞り込んだ状態です。

図1と比較して、絞り羽が閉じてない事が確認できます。

不具合の原因について

図3_絞りピン

図3はレンズマウント部の絞りピンを示してます👀
不具合の原因として、この絞りピンが最後まで押し込まれない事が原因です🤔

絞り動作を「マニュアル」にすると、このピンがレンズ側へ最後まで押し込まれます
そのため絞りリングを回した時に、指定した絞り値になるよう絞り羽が閉じられます😃

しかし「オート」にした場合、ピンが最後まで押し込まれないため、絞り羽が図2の様に閉じられない事が考えられます😭

本来フィルムカメラでこのレンズを使用する場合は、このピンを押すための仕掛けがカメラ本体に施されています👀

しかしマウントアダプターを使用する場合、ピンを押す役割を担うのはマウントアダプターになります。

使用するオールドレンズによっては、絞りの動作が「オート」しかない物があります。
よって絞りピンが最後まで押し込まれる様に、マウントアダプターに手を加えていきます!

不具合の対策

図4_マウント部の状態

図4にマウントアダプターのマウント部の状態を示します。
図示する部分の面で、レンズの絞りピンが押し込まれます。

この面が低いため絞りピンが最後まで押し込まれないと考えられます🤔
よってこの面の高さを増していきます

補足
銀の塗装が剥げて真鍮の色が見えてますが、これは絞り羽が上手く動作しない原因に対応した跡です。この面を削っても問題解決にはならないので、手を付けない様にお願いします😌
絞りピンを押す面にも何か付着した跡がありますが、これも無視して頂いて結構です👀

面の高さを増す

図5₋厚紙

図5に面の高さを増すために使用した厚紙を示してます。
ティッシュの空箱等の物が、身近で手っ取り早く入手出来ると思います😃
こちらは切り出す大きさに合わせて、5cm×5cm程の大きさにカットしてます✂

図6₋コンパスで下書きしている様子

図6に厚紙へコンパスを使用してカットする物の下書きをしている様子を示してます。
ドーナツ状に切り出した厚紙を、マウントアダプターに貼り付けます😃

この時コンパスがあると非常に便利です。
また円の直径を決めるためにも、定規があると便利です!

図7に切り出す厚紙の寸法を示します。
僕が所持しているマウントアダプターの場合、厚紙の寸法を内径38mm、外径42mmとしました😃
マウントアダプターに応じて、寸法を決めて頂きますようお願いします😌

図8にカットした厚紙を貼り付けた状態を示します。
カットした厚紙を貼り付けるために、事前にマウントアダプターを分解しておきました😃

プラスネジ3本で固定されているだけなので、分解も容易です✌
カットした厚紙の裏に両面テープを貼り付け、マウントアダプターへ貼り付けてます👀

絞りの動作確認

マウントアダプターの加工後、絞り羽の動作を確認します👀

図2_動作を「オート」でf16に絞った様子

比較の為に図2の画像を再添付します。

加工前のマウントアダプターにて絞りをf16まで絞った時の様子です。

図9_動作を「オート」でf16に絞った状態

図9は加工したマウントアダプターにレンズを装着し、動作を「オート」でf16に絞った状態を示してます。

図2の加工前に比べ、絞り羽が閉じている事が確認出来ます👍

図9の状態で絞りの動作を「オート」から「マニュアル」に切り替えても、f16の時の絞り羽の動作に違いが無かったので、厚紙を用いたマウントアダプターの加工は上手く行きました😃

マウント部が傷つく事象の確認について

図10_レンズマウント部のに出来た傷

図10はマウントアダプターにレンズを装着した時に付けてしまった傷です😭
かなりショックでした、、、

不具合の原因と対策

図11_レンズマウント部を固定する部品

図11はレンズのマウント部を固定するための部品を示してます。
アルミで出来ている部品で、この部品がレンズのマウント部と干渉し傷が入ってしまいます😭

対策として図示する箇所を紙やすりで削ります!
僕の場合、0.5mm程削ったことで干渉を防ぐことが出来ました👀

削っては組み立てて様子を確認し、まだ怪しいようであれば分解して削るという事を繰り返しました。

まとめ

オールドレンズをマウントアダプターで使用した時の不具合とその対処方法について記事にしました。

マウントアダプターを購入し、何事もなく使用出来たらラッキーです✨
しかし、時には購入してそのまま使い続ける事が難しい事もあります。

もし同じような不具合に困っている方の参考になりましたら幸いです😌

今回紹介した方法を参考にされる場合は、自己責任でよろしくお願い致します😌

最後に

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ここまで目を通して頂き、ありがとうございました😃

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