マイクロフォーサーズはなくなるの?フルサイズとの使い分けについて(画素数編)

マイクロフォーサーズのカメラとフルサイズのカメラ

「フルサイズとマイクロフォーサーズの2ラインナップがベストバランスだ」とPanasonicが発信してます。

「何で?」と疑問に思ったので、フルサイズとマイクロフォーサーズの使い分けを考えるために、画質比較をしてみようと思いました!

また、マイクロフォーサーズは本当に終わりなのか、無くなってしまうのでしょうか🤔
どちらがどの様に優れているのか検証して考察していきたいと思います🤔

この記事を読めばフルサイズとマイクロフォーサーズのセンサーのメリット・デメリット使い分けについて参考になるかと思います😌

今回の結論は、「被写体を大きく精細に撮りたいならマイクロフォーサーズで撮りましょう!」です。

今回の記事は下記の流れで説明を行います。
●検証の目的
●前提条件
●検証方法
●使用する機材と設定
●検証結果
●結論

最後に感想やコメントを残して頂けたら幸いです。

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撮影してきた写真の紹介

主にオールドレンズで撮影してます。
何のオールドレンズで撮影したのか、キャプション欄に記載してます。
いいねとフォローをお願いします。

検証の目的

今回の検証の目的は 「 フルサイズとマイクロフォーサーズの2ラインナップがベストバランス」の理由について答え を出すこととします。

そのためにフルサイズセンサーとマイクロフォーサーズセンサーのメリットについて実機を用いて確認します👀

前提条件

フルサイズのカメラ、マイクロフォーサーズのカメラに同じ共通のレンズを装着します📸
その上で両者の画素密度を比較します👀

35mm換算について今回は考慮しません
理由として、レンズを共通の物にする事で実機の違いをセンサーのみにしたいためです👀

併せて、ISO感度態勢や色味についても同様に考慮しません😌

検証方法

検証方法の図
図1_検証方法

図1に検証方法の図を示します。①のカメラを②の三脚へ固定します。①のカメラのホットシューへ③のストロボを装着します。

被写体は艦これの大和です(笑)

位置決めについては、図1のAに示す様にマイクロフォーサーズセンサーで大和の全身が写る様に調整します。

理由としては、フルサイズの画像からマイクロフォーサーズクロップ(トリミング)する状況を想定しています。

なのでクロップしてマイクロフォーサーズの画角に合わせた時の画素数から画素密度に注目するために、マイクロフォーサーズカメラでの位置決めを基準とします。

マイクロフォーサーズカメラで撮影後、図2のBに示す様に決定した位置でフルサイズカメラで撮影します📷

A、Bの条件で撮影するときストロボの光を被写体へ照射させますが、図中のA’B’が示すように天井バウンスで光を照射します。

フルサイズのカメラで撮影した画像から、マイクロフォーサーズ領域をトリミングで抽出します。
この画像とマイクロフォーサーズのカメラで撮影した画像を比べて、画素密度の確認を行います👀


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35mm換算において、F値も2倍する理由が疑問だったので、調査してまとめました。
よかったら参考にしてみて下さい。

マイクロフォーサーズにおいてフルサイズ基準に置き換える時、35mm換算を行い焦点距離を2倍しますが、ボケを決めるF値についても2倍する事が謎だったので調べました。ボケの大きさを算出する計算式から、F値2倍の妥当性について確認しました。

使用する機材と設定

カメラ
Lumix DC S1R
・センサーサイズ:フルサイズ
・画素数:4730万画素
 m3/4トリミング時:1229万画素※①
・シャッタースピード:1/60s
・ISO感度:400
・WB:7000K
・記録画素数:M 21M※②
・記録方式:Jpeg ファイン

Lumix DMC G7
・センサーサイズ:マイクロフォーサーズ
画素数:1600万画素
・シャッタースピード:1/60s
・ISO感度:400
・WB:7000K
・記録画素数:L 16M※②
・記録方式:Jpeg ファイン

※①について
フルサイズのS1Rからマイクロフォーサーズトリミングした時の画素数については、こちらの式を参考にしました。

Sonyのα7R IVを題材にセンサークロップした時の画素数の算出式を考えました。フルサイズミラーレスを使う時はセンサークロップを考慮する時があります。クロップ時の画素数の仕様が無い場合、あたり付けがしたい方へ参考になりましたら幸いです。

※②について
S1RとG7とでA2までの印刷に適した記録画素数設定があります。それを設定した結果、S1Rの場合は記録画素数設定が「 M 21M 」、G7の場合は記録画素数設定が「 L 16M 」となりました👀

レンズ
AUTO YASHINON-DX 50mm f1.7を使用しました。
絞りをf2.8に絞り、マウントアダプターを使用しS1RとG7に装着してます。
使用したマウントアダプターは下記の通りです。

・S1Rに使用したマウントアダプター→焦点工房

・G7に使用したマウントアダプター→K&F Consept

ストロボ
Metz 52 AF-1を使用しました。

設定は
Zoom:12㎜
F値:F2.8
明るさ:1/8^-2/3
天井バウンスを行ったため、ストロボの照射面は上に向けました。

三脚
ベルボン Ultrek 45Lを使用しました。

被写体
艦これの大和

以上の物を使用して検証を行いました👀


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マイクロフォーサーズで最強の明るさを誇るレンズについて、紹介した記事を用意しました👀
よかったら参考にしてみて下さい。

マイクロフォーサーズにおいて、最強に明るい単焦点レンズを紹介してます。背景をぼかした写真が撮りたい、癖のある描画をするレンズを探されている方、よかったら参考にしてみて下さい。

検証結果

大和を撮影した画像を並べて掲載します。スマホで閲覧されている方は上下に表示されているかと思います😃

必要に応じてタップ又はクリックで、画像の拡大をお願いします😌

G7で撮影した画像

G7で撮影した画像
図2_G7で撮影した画像

図2は大和の全身が入るように位置を調整しG7で撮影した写真です。

画像をクリック又はタップで拡大出来ます。

図2の写真を基準時して話を進めていきます😃
画像中に見えるピンクの付箋・フクロウ・スーパーサイヤ人ブルーは後からフルサイズで撮影した写真からマイクロフォーサーズで写っている領域をトリミングするための目印です👀

S1Rで撮影した画像

S1Rで撮影した画像
図3_S1Rで撮影した画像

図3はG7で撮影した場所と同じ場所で撮影したS1Rの画像です😃

画像をクリック又はタップで拡大出来ます。

G7で撮影した画像をよく確認しながら、ピンクの付箋・フクロウ・スーパーサイヤ人ブルーを目印にマイクロフォーサーズ領域をトリミングします✂

G7で撮影した画像

比較のために再掲載した、G7で撮影した画像
図2_G7で撮影した画像

比較の為に再度掲載です。
画像をクリック又はタップで拡大出来ます。

S1Rで撮影した画像からトリミングした画像

SR1で撮影した画像から、トリミングした画像
図4_S1Rで撮影してトリミングした画像

図4はS1Rで撮影した画像からマイクロフォーサーズ領域をトリミングした画像です。

画像をクリック又はタップで拡大出来ます

トリミングした画像とG7で撮影した画像をパット見で見比べてもその違いがよく分かりません😅
この原因として画素数に違いがあれど解像度が小さいためと考えられます🤔

G7の画素数が1600万画素、S1Rでマイクロフォーサーズ領域をトリミングした時の画素数は1229万画素で、その差は371万画素です。

しかし、ブログへ貼り付けた解像度ではこの差は目に見えてわかる物では無いため、違いが分からないのだと考えられます。

なので検証するならばフルサイズのカメラをS1やS5にして、マイクロフォーサーズのカメラをG9やG99、Gh5等にすると理想的かもしれません。

とは言え、持ち合わせているIpadで拡大すると、S1Rで撮影しトリミングした画像の方が粗くなっていることを確認しました。

そこで、図2と図4の画像から大和の顔をトリミングし拡大します👀

G7で撮影した写真から顔をトリミングし拡大した写真
図5_G7で撮影した写真から顔をトリミングし拡大した写真
S1Rで撮影後マイクロフォーサーズ領域をトリミングし、更に顔をトリミングして拡大した写真
図6_S1Rで撮影後m3/4トリミングし更に顔をトリミングして拡大した写真

図5が G7で撮影した写真から顔をトリミングし拡大した写真 、図6が 図4から更に顔をトリミングして拡大した写真 です。

画像をクリック又はタップで拡大出来ます

両者同じピクセル数となる様に下記リンク先で拡大しました。
画像や写真のサイズを変更(拡大・縮小・リサイズ)する : オンラインイメージエディタ | 無料で画像を加工できるサイト PEKO STEP (peko-step.com)

顔の輪郭等に注目してみると粗さの違いに気が付けるかと思います👀(ギザギザな感じ)
図5は瞳と顔の輪郭が滑らかで、図6は瞳と顔の輪郭が粗くなってます。

結果、図5のG7の写真が画素密度が高く、図6のS1Rの写真は画素密度が低く粗い画像となることが確認出来ました🤔

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結論

今回の結果を踏まえ 「フルサイズとマイクロフォーサーズの2ラインナップがベストバランスだ」の理由 について、勝手に考察して答えを出したいと思います🤔

G7とS1Rのセンサーの仕様を見ると、S1Rがフルサイズセンサー且つ高画素のため高画質と思い込みますが、全てにおいてマイクロフォーサーズより優れている訳ではない事に気が付く事が出来ました😃

今回の検証が正にその例で、マイクロフォーサーズにメリットがある事が分かりました

検証で行った撮影方法を実際の撮影シーンだとどの様な状況か具体的に考えてみると、

・フェンスがありそれ以上前に進むことが出来ず、大きく写す事が出来ない。
 例:動物園で動物の撮影、博物館等で展示物の撮影、お子さんの運動会の撮影など

・レンズの最短撮影距離の都合上それ以上前に進むことが出来ず、大きく写す事が出来ない。
 例:昆虫や小さい花の接写撮影など

・足場が悪くでそれ以上前に進むことが出来ず、大きく写す事が出来ない。
 例:登山で撮影、林道で撮影など

が考えられるかと思います。この3つの状況でフルサイズカメラを使用した撮影を想定します。

ファインダーに写っている画角がマイクロフォーサーズより狭い状態で被写体が写っていれば、トリミングし拡大しても高画素・高解像度を維持でき、高画質な写真として残す事が出来ると考えられます👀

しかし、ファインダーに写っている画角がマイクロフォーサーズより広い画角で被写体が写っていた場合(図3の様な状況)、図6の様にトリミングし拡大しても粗い写真になってしまいます。
(マイクロフォーサーズではフルサイズでトリミングした場合に比べ滑らかさをキープ出来てます)

よって、被写体を大きく綺麗に写したい場合
フルサイズの得意な領域は、ファインダーに写る画角がマイクロフォーサーズより狭い画角のとき
フルサイズの苦手な領域は、ファインダーに写る画角がマイクロフォーサーズより広い画角のとき

だと考えられます。

すなわち
フルサイズのデメリットをカバーするために、マイクロフォーサーズセンサーが必要となるわけです😃
これが 「フルサイズとマイクロフォーサーズの2ラインナップがベストバランスだ」の答えではないでしょうか📷
そして、マイクロフォーサーズセンサーはなくならないと考察します。

だらだらと記載しましたが、ズバリ一言で言うならば、
「被写体を大きく精細に撮りたいなら、マイクロフォーサーズで撮りましょう!」です(笑)


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まとめ

レンズを統一した状態でフルサイズとマイクロフォーサーズの画素密度を比べてみました

今回はマイクロフォーサーズセンサーのメリットを確認することができました。

検証の結果、レンズの焦点距離を統一した場合、被写体を大きく綺麗に撮るならマイクロフォーサーズがよさそうであることが分かりました。

そしてフルサイズセンサーが苦手とする領域を、マイクロフォーサーズでカバーすることがベストバランスの理由であることに辿り着きました。

とは言え、ベストバランスの理由は、他にもあるのだと思います🤔

また条件を設定してフルサイズとマイクロフォーサーズの比較をしてみたいと思います💪

今回の記事を読んだ感想や、マイクロフォーサーズに関して思うこと等など、何かコメントを残して頂けたら幸いです。

最後に

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ここまで目を通して頂き、ありがとう御座いました😃

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コメント

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